大規模観測対象のための幾何形状および光学情報統合システム
Abstract
日本の文化遺産をモデリングする研究が行われているが,
これらの文化遺産には巨大でかつ形状が複雑なものがある.
したがって,計測そのものに困難さが加わり,
また巨大なデータ量を扱う必要が生じる.
そこで我々はそれらのモデルの生成に必要な
距離センサから得られる幾何的,光学的情報を
効率的に統合する枠組みを提案する.まず,
幾何情報を統合する手法に光学情報を同時に統合する手法を提案する.
次に,大量のデータを扱うために,1.PCクラスタを用いた並列計算,
2.データに応じた適応的な解像度による統合処理,
という2つのアプローチによる手法を開発し,
文化遺産の精細なモデルの生成を可能にした.