先に述べたように,仮定の特性を測定するFMPsと,より高いレベルに仮定を変換する TPsを用いて,認識図は証明と変換をインターリーブする. トレーニングサンプルから,従属ツリーを構築し,DNFに変換し,最小の部分項を取り出すことで, SLSは,あるレベルから次のレベルに仮定を変換するために,どのTPsを用いるべきかを学習する. さらに重要なことは,SLSは,仮定が変換される前に,仮定をどの前提条件に適合させるべきかを学習する. このような前提条件は,代表的な中間レベルにおける認識過程の中間目標となる.
アルゴリズムの最適化は,中間レベルに達するか,もしくは,結果的に,仮定が中間レベルに達していないので, 拒否するべきだという決定をする,予期されるコストを最小にする,それぞれのレベルを表す決定ツリーを構築する. 決定ツリーは (1) FMPのアプリケーションのシーケンスの可能性を全て表す図をつくり,(2) 認識のコストの全体を最小にする 各チョイスノードにおける選択をする決定による画像の最適化をし,(3) その他の選択を取り除くことにより, 構築される. 最終的な結果は,証明の予期されるコストを最小にする各レベルを表す決定ツリーとなる.