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: 画像処理列の自動生成 : ロボ部屋輪講「SYMBOLIC VISUAL LEARNING」資料 Chapter : 学習過程の例

システム構成

Figure 7.7 は、MIRACLE-IV の構成を示す。すべての記号的な処理はLispマシ ンであるSymbolics 3640 で行われている。信号レベルの画像処理は、IP8599 画像処理プロセッサを搭載した VAX で実行される。両者は ehernet で結合さ れている。画像処理のコマンドは Symbolics から VAX に伝えられ、画像処理 の結果(成功・失敗・線分の集合データ)が VAX から Symbolics に伝えられる。

画像処理決定部で用いられている画像処理モジュールの例を Figure 7.8 に示 す。入力と出力のデータ型は Table 7.1 に示すように定義されている。各モジュー ルの情報は、フレームに似た形式で表現されている。Figure 7.9 に例を示す (``bina''は2値化・''cnex''は連結と拡張を示す)。

MIRACLE-IV は、Real Time Disk(RTD) を大量の中間画像データを保存するた めの高速な画像データベース装置として用いている。各デジタル画像は、論理 名(RTD 内での物理位置)とヒストリーデータベースに登録されている対応する 画像処理列の組み合わせによって表現される(Figure 7.10)。この機構によっ て、コンピュータの処理時間の無駄を防いでいる。



SATO Yoshihiro 平成12年11月10日