next up previous
: 例題 : 画像処理列の自動生成 : 変換

作成/変換による新しい列の生成

作成と変換を組み合わせることで、画像処理決定部は目標とするデータを得る ための新しい処理列を自動的に生成することができる。画像処理決定部は画像 処理列による操作結果の妥当性を判定し、また目標データとの比較によって妥 当性の度合いを判定することもできる。

これには、次に示す処理が用いられる。

STEP1:目標データと同じデータ型をもつ列を作成によって生成する。各 モジュールのパラメータにはデフォルト値が用いられる。もし、画像処理によ る結果が妥当と判定されると、STEP3 に進む。

STEP2:STEP1 で生成された画像処理列を変換したものを用い、画像処理 を平行して複数回適用する。その結果妥当なものが見つかれば(Figure 7.13:$S_{nk_{i}}$)、STEP3 に進む。もし平行した5回の変換を行っても妥当 な結果が出なかった場合(Figure 7.13 S11-S15)、STEP1 に戻り作成からやり直 す。

STEP3:変換、つまり列$S$をチューンナップすることによって(画像処 理の)結果は妥当になった。もし、平行した5回の変換による試行によってよ りよい結果が得られる場合は(Figure 7.13: $S_{nk_{i}k_{j}}$)、再起的にこ の過程を繰り返す。もしよりよい結果が得られない場合は、$S$を最終的な処 理モジュール列として確定する。Figure 7.13 の例では、結果は $S_{nk_{i}k_{j}}$となる。



SATO Yoshihiro 平成12年11月10日