Research - Robotics and Mobility

 

 

SLAM

  • Pose-Graph Topological Integrity

    本研究ではSLAMにおけるポーズグラフの正当性を評価する手法として、ポーズグラフの位相的整合性(pose-graph topological integrity)を提案している。 従来のマップ品質評価手法は、構築された地図と実環境との間に生じる不整合を十分に捉えられない。 一方、提案手法はヒートカーネルシグネチャ(Heat Kernel Signatures, HKS)を用い、自由空間制約から導出されるサポートグラフと ポーズグラフとの間の位相的不整合を直接定量化する。 これにより位相的整合性をマルチスケールかつ各頂点ごとに評価することが可能となる。

    • S. Xie, K. Sakurada, R. Ishikawa, M. Onishi and T. Oishi, "PGTI: Pose-Graph Topological Integrity for Map Quality Assessment in SLAM," Robotics. 2025; 14(12):189.

    自由空間を考慮した頑健なループクロージング

    本研究では、球面調和(SH)に基づく高速構造表現(SH-FS)を提案している。 SH-FSは、疎な点群から構造情報を1つのベクトルとして抽出することで、疎な点群を用いた視覚的SLAMに適用することができる。 またSLAMシステムのロバスト性を向上させるために、視覚的SLAMにおける構造を考慮したループクロージング法を提案した。

    SLAMデバイスによるロボットナビゲーション

    カメラやスマートフォン、HMDといったSLAMデバイスをロボットに取り付けることによって簡易にナビゲーションを実現する手法を提案しています。 このナビゲーションを実現するために、ロボットの自由度に応じたモーションベースの校正手法を提案しました。 さらにロボットと環境の整合性を保つように実時間で校正パラメータを補正することで安定したナビゲーションを実現しています。

 

カメラトラッキング、画像処理

ロボットシステム

 

デプス画像処理

 

都市モデリング

  • 物体認識

    トンネル内では、照明やインディケータなど繰り返しの構造物を検出、トラッキングすることが 車両の挙動を決定するためには重要である。 本手法では構造物の見えと動きの両方を情報を用いて安定したトラッキングを実現している。

  • ITSの歴史的考察

    • K. Ikeuchi, T. Oguchi, M. Kuwahara, S. Ono, T. Oishi, S. Kamijo, A. Mitsuyasu, K. Koide, R. Horiguchi, M. Iijima, H. Hanabusa, M. Yoshimura, Y. Kameda, K. Mori, A. Tanaka, T. Matsunuma, H. Goto, M. Hasegawa, M. Suda, S. Sasaki, K. Kishi, S. Yorozu, H. Ichiawa, D. Oshima, Y. Tamura: "8% Reduction of CO2 Emission by Raising Awareness of Citizens: Development and Evaluation of Regional Transport Information System for Promoting Eco-Friendly Travel Behavior", ITS World Congress, 2015.10
    • K. Koide, T. Oishi and K. Ikeuchi, "Historical Analysis of the ITS Progress of Japan," International Journal of Intelligent Transportation Systems Research, pp. 1-10, 2015.