Research - Cyber Archaeology

 

3D e-Heritage / サイバー考古学

仮想復元

動作復元

  • 舞踊譜からの踊りの復元

    バレエの舞踊譜の一つであるステパノフ譜からCGモデルを用いて踊り動作の再現を試みた。 この動作の再現過程からステパノフ譜の表現力、正確性を検証した。

    • M. Sato, R. Hakoda, A. Murakami, N. Wake, K. Sasabuchi, M. Nakamura, T. Oishi, T. Itoh, K. Ikeuchi, "Digital Reconstruction of Ballet Movements from Dance Scores: A Focus on Stepanov's Music Note System and Labanotation," The 32nd conference of the International Council of Kinetography Laban/Labanotation, July 17-23, 2022.

3次元モデリング

形状解析

  • 地理的解析

    彫像の解析

    美術品や文化財のデジタルコピーを3次元データを用いて評価する手法を提案している。 本手法では、形状差分の可視化や、自動的な形状特徴分割・形状分類によって アウグストゥス像の分類や、ギリシャ彫刻の作者同定などを実現している。

  • 構造解析

    12世紀に建造されたカンボジア・バイヨン寺院は多数の石材によって構成されている。 その中でも中央塔の劣化は激しく、石材の落下により複雑な構造となっている。 本研究では、レーザ計測による3次元データから3次元プリンタによって模型を製作し、 この模型を用いた風洞実験の結果と、石材の負荷試験の結果から中央塔の構造安定性を評価した。

  • 尊顔の分類

    カンボジアバイヨン寺院は12世紀に建立され、尊顔を配した複数の塔からなる構造物である。 日本国政府アンコール遺跡救済チームの研究によると、計173の尊顔は3つのグループに分類できると されている。 本研究では、3次元デジタルデータから生成した距離画像を用いて、教師有り・無しの分類手法によって これらの尊顔が3つのグループに分類できるかを検証した。

可視化

  • クラウドレンダリング

    クラウド上に保存された大規模3次元メッシュデータを、ネットワーク経由で実時間レンダリングする手法を開発した。 この手法では、モデルベースとイメージベースの手法を組み合わせることで負荷を分散し、効果的なレンダリング速度と品質の バランスを実現している。 階層的なメッシュ構造によりモデルベースのLODを実現し、Grid-Lumigraphによって生成された画像を 視線方向に応じてブレンディングしながらマッピングすることで、品質が高い描画を実時間で実行することが可能である。